一度で188回沼垂テラス商店街は、墓地に囲まれたおしゃれな商店街というとてもめずらしい場所なのかも知れない。沼垂テラス商店街はわずか数年前(2014年頃)から開けた新しい商店街だが、沼垂市場通りだとか寺町堀だとか石井小路とか様々な名前で呼ばれてきた。新潟市の中心街である古町、西堀地区にも非常に多くのお寺があるが沼垂も例外ではない。沼垂テラス商店街に周辺にあるお寺を数えてみると・・・・光照寺(浄土真宗)・西尊寺(浄土真宗)・西福寺(浄土宗)・真善寺(日蓮宗)・龍雲寺(曹洞宗)・悉地院(真言宗)・法光院(真言宗)と、7ヶ寺もある。21Apr2018
煙突の見える町新潟市の中心部から東側に目を向けると、白く高い煙が流れていることが分かるだろう。1914年よりこの地にある北越紀州製紙新潟工場の紅白模様の煙突からの煙だ。この地は新潟市中央区の東端にある沼垂(ぬったり)地区である。この町の名前の起源になったのは、古くは日本書紀にもその名が残るほど古い。古代の城柵であり政庁として越の国の北限の大きな役所があったそうだ。その名は渟足柵(ぬたりのき)。「ぬたり」が語形変化して「ヌッタリ」と呼ばれるようになった。その後、南北朝の頃には沼垂城があった。しかし、渟足柵も沼垂城も今はない。信濃川と阿賀野川という二つの大河の合流地点にあったことで侵食されて海の底もしくは新潟砂丘の底に消えてしまったとものと思われる。21Apr2018