新潟市を走る連接バスは鮮やかな朱色というか赤というか濃いオレンジ色です。新潟市内はモノトーンの配色の建物が多いので、バスのように大きくて、色がついていると町の見え方も大きく変わってきます。
最たる例は、ニューヨークのタクシー「イエローキャブ」ではないでしょうか。ビルの合間を走る黄色い車の写真を見れば、そこがニューヨークだと判断できるのではないでしょうか。
連接バスのカラーリングひとつとっても町のイメージが変わるチャンスだったのに、その後の導入がまったく進んでいないのは惜しいの一言。
2019年現在、BRTのメイン路線は萬代橋ラインと呼ばれる路線です。
新潟駅~万代シテイ~古町~市役所前~白山駅前~イオン青山という新潟交通のドル箱路線です。
ただ、BRT=連接バス=交通システムの利便性が低下=悪という図式のように愛されていない気がします。
文旦の考えとしては、この車体色の方が良かったと考えていますが、とかく交通システムすらも古いものが大好きな、おじいちゃん・おばあちゃんに配慮すればよかったと思います。
ノスタルジーをくすぐる施策です。
例えば市役所前から青山までは新潟交通の電鉄線をなぞっています。
下の画像のように、もともとこの道路を走っていた路面電車のカラーリングにすれば、なつかしさが「利便性の悪さ」というイメージに打ち勝つのではないでしょうか?
新潟交通はもともと、ラッピングバスを全国で初めて導入した会社ですし、カラーリングのセンスは悪くはありません。
最近、街中を走っている前述の電鉄のカラーリング(通称:かぼちゃ電車カラー)も非常にいいと思います。
どうぞご検討ください。
新潟市の交通政策について
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